私は仕事柄、遠方への出張がよくあります。
この前も、東京への出張があり、新幹線を利用して行ってきました。
よく新幹線を利用される方に、時間もお金も節約できる「エクスプレス予約」をご紹介したいと思います。
エクスプレス予約とは?
JR東海、JR西日本が提供する東海道・山陽新幹線の列車予約サービスです。
インターネット、スマートフォンアプリから簡単に予約でき、切符を購入する必要がありません。
改札の通過にはSuicaなどの交通系ICカードを利用します。
Felica対応のスマートフォンなら携帯を自動改札にかざせば通過できます。
私はiPhone7を利用していますが、ICチップが入っているのでiPhoneを改札にかざして利用しています。こういうスマートフォンの機能を利用すると、交通系ICカードを持つ必要がないので便利です。
切符を買う手間がない
これはこのサービスの大きなメリットです。
今まで新幹線に乗車するときは、必ず駅の窓口に行って切符を購入しなければ乗車することができませんでした。
エクスプレス予約を利用すれば、インターネット、スマートフォンアプリから乗車したい列車を簡単に予約でき、IC乗車券が切符代わりになりますので駅窓口で切符を買う時間を節減できます。
列車の変更は何度でも無料!
通常JRきっぷを購入すると無料で乗車する列車を変更できるのは1回だけです。2回目以降変更しようとすると手数料がかかります。
エクスプレス予約は何度変更しても無料です。
出張等で何度も予定変更を余儀なくされたとき、エクスプレス予約なら事前に予約していた新幹線を何度でも変更可能です。
切符を買うよりも安い
通常のきっぷを購入した場合、年会費無料でエクスプレス予約が利用できるスマートEX、エクスプレス予約の3種類で比較してみましょう。
岡山から東京まで利用した場合(消費税込)
きっぷ | スマートEX | エクスプレス予約 | |
年会費 | - | 無料 | 1,080円 |
片道料金 | 17,140円 | 16,940円 | 16,010円 |
往復料金※1 | 16,290円 | 15,890円 | 14,760円 |
EX早得料金※2 | - | 14,400円 | 14,400円 |
EX早得21料金※3 | - | 13,000円 | 13,000円 |
※1 往復料金を片道換算した場合の料金。 ※2 乗車3日前までに予約が必要。 ※3 乗車21日前までに予約が必要(乗車可能な時間帯が制限されます)。
引用:EX予約運賃ナビ
このように、エクスプレス予約が圧倒的な安さで購入できることがお分かりいただけると思います。
岡山・東京間に限って言えば、1回往復乗車すれば年会費を十分取り戻せます。
エクスプレス予約は会員登録から2ヶ月以内であれば年会費がかからないようになっているので、その間お試し期間として利用されるのも良いかと思います。
また、EX早得21は利用時間帯が制限されている分、かなりのディスカウント料金です。
ここまでディスカウントしているのは乗車率の低い時間帯の利用促進のためでしょう。
ですので、ビジネスでは難しいかもしれませんが、時間に縛られない旅行などに利用すれば良いかと思います。
きっぷもエクスプレス予約も新幹線に乗るという目的は同じです。買い方が違うだけで同じ目的ならばやはり安いに越したことはありません。
エクスプレス予約はJR側にとっても切符の窓口対応をする人員を削減できるメリットがあるので、積極的に推進しているのだと思います。
ユーザーも運賃が安くなりお互いWinの関係になれるものなら是非積極的に利用すべきでしょう。
利用しての感想
以前大阪へ出張した際に、乗車駅に早く着いたため、予定していた新幹線よりも1時間早い時間の新幹線に変更することにしました。
スマートフォンのアプリ上で変更するだけなのですぐに乗車する新幹線を変更することができました。その時間約1分。
きっぷの場合、JRの駅窓口に並び、乗車変更の手続きをしなければなりません。
新幹線主要駅の駅窓口は混雑していることが多いです。
先日品川駅できっぷの乗車変更をしようとしたら、窓口の行列で15分待ち、さらに窓口での変更手続きに5分かかりました。
きっぷの場合、乗車変更に約20分かかる。
これがエクスプレス予約なら1分で済むのです。
加えて、きっぷ購入する必要がないので、購入に駅に出向く時間を1時間程度は短縮できるでしょう。
こうして生まれた時間を使って私なら本を読んだり、スマートフォンにきたLINE、メールに返信したりと時間を有効に利用しようと思います。
たかが20分と思われるかもしれませんが、こういう細切れの時間を有効活用できればやるべきことを集中して早く済ませらます。
私も忙しくなるとよく、「時間が取れない」と思ってしまいますが、実は時間が取れないのではなく時間を作ろうとしていないだけなのです。
忙しいとそういう錯覚に陥ってしまうのだと思います。
今までの常識を捨て、もっと時間を節減できるところはないかを考えてみる必要がある。
そうすれば、意味のないこと、やめるべきこと、効率的なやり方が見え、必要な時間が生まれます。
時間に流されるのではなく、時間を作り、自分でコントロールすることが必要。
エクスプレス予約はそういう意味で時間を作り出すツールの1つではないでしょうか。