山あるきはじめよう!

夏の山あるきで気をつける2つのポイント

青々とした空、映える緑。

雄大な山の息吹を感じられる気持ち爽やかな夏、この時期に山あるきを楽しむのはまた格別です。

 

夏の山あるきなら冬のように雪も降っていないし、登山のリスクが少ないように感じられますが、それでもなお注意していただきたいことがあります。

 

今回はそのポイントを2つにまとめました。

 

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熱中症があなたの行く手を阻む!

最近、何かと話題になる熱中症。

夏の炎天下で発症しやすく、発症すると取り返しのつかない事態になることすらあります。

 

しかし、熱中症という言葉だけ先行して本当に熱中症に対する理解をお持ちでしょうか?

 

ここで、熱中症とはどういうものか確認してみましょう。

 

熱中症の4つの分類

熱中症は次の4つの分類に区分されます。

熱失神

人間は気温が上がると皮膚付近の血流が増えることで体の体温を下げる機能を持っています。

気温の高い環境に長時間いると皮膚付近の血流は一気に増え、脳にいきわたる血液量が不足してしまいます。

このときにおこるめまいや立ちくらみ、失神が熱失神です。

熱失神対策

皮膚付近の体温が上がりすぎないようにアイシング・冷却スプレーなどで皮膚の温度を一定以下に保つことが必要です。

 

熱疲労

人間の体は周囲の気温が上がって体内温度が上昇した時に、汗をかくことでも体温を下げる機能も持っています。

気温の高い環境で長時間汗をかき続けると体内の水分量が不足し、脱水状態になります。

このときに起こる倦怠感、吐き気、頭痛などが熱疲労です。

熱疲労対策

水分を常時摂り、体内が脱水状態になるのを防止することが必要です。

 

熱けいれん

体内温度を下げるために汗をかいた時、同時に塩分も汗と一緒に体外に放出されます。

塩分は筋肉の収縮を調節する役割があるため、汗を大量にかいて体内の塩分が不足すると筋肉のけいれんが起こり、熱けいれんを発症します。

熱けいれん対策

水分を摂る際、ポカリスエットなどの塩分を含有した飲料を摂取することが必要です。

 

熱射病

更に身体の温度が上がり、体温調節機能が低下すると脳に影響が及び、倒れたり、意識障害がおこります。

これが熱射病と呼ばれる熱中症の中でも一番危険な状態です。

 

出典:大塚製薬 熱中症が起こるメカニズム
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/mechanism/
 

以上4つの分類をまとめると熱中症にならないためには以下の対策をする必要があります。

ポイント

1.アイシング・冷却スプレーで常に皮膚を冷やす

2.ポカリスエットで塩分と水分を同時に取り、脱水状態・けいれん発症を防ぐ(1日の目安となる摂取量は大人で1.5L~2.0L程度)

3.帽子をかぶり、直射日光に当たらない

 

夏の山あるきは高温下で長時間活動するため、熱中症になるリスクも高くなります

 

しかし、以上のポイントを守れば熱中症になるリスクは格段に低くなると言えます。

夏山に行く際は必ずこれらを携行しましょう。

 

熱中症対策グッズ

 

昆虫の活動が活発な時期・虫刺されに要注意!

夏は昆虫の活動が活発になり、アブをはじめとする虫に刺されることがあります

とくにアブは「ブーン」という低い飛翔音を放ちながら山あるきの最中に近づいてくるので非常に不快で厄介な存在です。

また刺されると皮膚が腫れることがあるので、それだけで山あるきの楽しい気分が台無しになってしまいます。

 

これらの昆虫に刺されないよう、虫よけスプレーを体や衣服の上から吹き付け、虫刺され防止の対策をしておく必要があります。

 

また、夏は発汗で皮膚に直接吹き付けた虫除けスプレーの効能が流れ落ちてしまいますので、道中は常時携帯し、その都度吹き付けるようにしましょう。

 

また、アブの場合は食事(吸血)が目的で刺してきますので、皮膚を直接出さないような服を着るのも有効な対策です。

 

おすすめ虫除けスプレー

 

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まとめ

以上の通り、熱中症・虫さされ対策をしっかり行えば、夏山の美しい景色が楽しめます。

こころよい思い出となるために、夏の山あるきをされる方の参考になれば幸いです。

 

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