私が社労士試験に合格したのが平成13年第33回試験のときでした。
今から18年前のことです。試験合格からそんなに月日が経ったのかと思うと感慨深いものがあります。
月日は流れど、試験内容もそんなに変わっていないようですので皆様の参考になればと思い、今回から数回にわたって私の社労士試験勉強法をご紹介したいと思います。
目次
当時の環境
当時は、サラリーマンでした。朝8時から夕方5時の定刻で終了する仕事でしたので、試験勉強に費やす時間は比較的多く確保できたと思います。
そのときの自分との約束が、「毎日2時間は必ず勉強する」ということでした。
「仕事で疲れたからやらない」とか「気が向かないからやらない」などと言っているとやらなくなる理由を毎日作ってしまうので、とにかく毎日する勉強することを心がけました。
学習に使用したもの
私が住んでいたところは資格学校のスクールがなく高速道路を使って1時間超のところまで行かないとありませんでした。
ですので、スクール通いは物理的に困難です。かといってどういう教材を利用すればよいのかも全くわかりませんでしたので、社労士試験対策用通信講座を利用することにしました。
当時はTACやLEC(東京リーガルマインド)などが有名でしたが、私は知人の紹介で東京法経学院さんが開講していた社労士通信講座を利用しました。
ただ残念ながら現在、東京法経学院さんは社労士試験通信講座を実施していないようです。
学習法
私の社労士試験学習の基本スタンスは以下の3点でした。
(a)解説テキストを読んで内容を理解する。
読むだけでは理解できないので、読んだ内容をノートに書き出すことで理解していました。
ここで大事なことは、読んだ内容を必ず書くということ。
テキストを読むというインプットに対して、ノートに書くというアウトプットを行わないと本当に理解できていないことが多いです。書いて本当に理解できているか確認するということが大切です。
(b)問題集を繰り返し解いて(a)の理解をさらに深める。
これは、(a)のノートに書くということで理解した内容の理解をさらに深めるための方法です。
さらに過去に出題された問題集も利用し、出題のパターンを身体に染み込ませていきます。
社労士試験は1問あたりの回答時間が2分程度と非常に限られています。と言うことは、問題を読んですぐに解答にたどりつかないと解答を考えている時間はないのです。
社労士試験で考える時間は「ロス時間」と捉えておかないとすべて回答できずに時間切れになります。
問題集で数多くの出題パターンにあたり、解答スピードを磨いていきましょう。
(c)全国模試を利用し、自分の現状位置を知る。
(a)と(b)を繰り返し行っていると出題テーマを深く理解できるようになりますが、それだけでは自分の今の立ち位置がわかりません。
社労士試験は相対評価試験で一定の合格者数しか出さないスタンスの試験ですので、年によって合格基準点が変動します。
そこで全国の社労士試験受験生が参加する模擬試験に参加し、全体の中の位置を知る必要があるのです。
全体的に見て相対的に上位5%以内に常時入ってくるようになればかなりのレベルで試験対策は進んでいると言えます。
もし、それに及んでいないようであれば、さらに(a)および(b)の頻度を上げていく必要があるでしょう。
次回は試験勉強で陥りやすい問題点とその対策をお伝えしたいと思います。
社労士通信講座を開講しているLEC(東京リーガルマインド)さんのページです。