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感激! 西洋名画が1,000余点見られる美術館

ゴッホ、ムンク、ダ・ヴィンチ等など、彼らはヨーロッパが生んだ名画の巨匠です。

 

そんな有名な人達の名画が、四国で見られるのをご存知でしょうか?

 

それが、「大塚国際美術館」です。

 

この美術館は水分補給飲料として有名な「ポカリスエット」などの製造を手掛ける大塚グループが創立75周年の記念に地元への還元事業として、徳島県鳴門市に設立されました。

 

古代から現代まで1,000余点の作品を贅沢に楽しむことができます

 

なぜ、このように西洋名画がこの場所で楽しむことができるのでしょうか?

 

今回はその秘密を探っていきたいと思います。

 

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大塚国際美術館の場所


所在地:〒772-0053 徳島県鳴門市鳴門町 鳴門公園内

TEL:088-687-3737

FAX:088-687-1117

 

大塚国際美術館は大塚グループ発祥の地である徳島県鳴門市の鳴門国立公園内に建設するため、建築制限が厳しく、その許認可だけで5年もの歳月を費やしました。

 

また、国立公園の景観を確保するため、山を切り崩して建屋を建築したのち、山肌を埋め戻すなどの難工事のを経て竣工に至りました。

 

美術館の立地する場所を眺めながら、どんなふうにこの美術館は立っているのだろうと考えるのもまた楽しいかもしれません

 

1,000余点の作品展示を可能にした大塚グループの技術

名画はすべて陶板製のレプリカ

大塚国際美術館に展示してある名画はすべて、大塚グループの陶板製造技術を用いて原寸大に復元したレプリカです。

 

陶板名画は2,000年経過しても劣化しない陶器ならではの耐久性を持ち合わせています。

 

製薬や食品などがメインの会社なのになぜ、陶板製造技術を持っているのでしょうか?

 

鳴門の白砂

大塚グループの陶板技術は大塚グループが立地する徳島県鳴門市にある鳴門海岸の白砂を使ってタイル(陶器)の製造を始めたことががきっかけでした。

 

タイルの製造を始めた1970年代以前、鳴門海岸の白砂はコンクリートの材料として採取され、販売されていました。

しかし、この白砂をタイルにすれば、付加価値が上がり、徳島県への貢献もさることながら大塚グループの技術向上にもつながるということでタイル製造がはじまったのです。

 

タイル製造技術の向上

こうして大塚グループでのタイルの製造がはじまりましたが、小さなタイルからはじまり、次第に1メートル角のタイルもゆがみなく製造できるようになったそうです。

更なる技術向上を目指し、滋賀県の陶器会社と合弁会社を設立します。

 

転機となったオイルショック

ところが、合弁会社を設立した昭和48年(1973年)にオイルショックが発生します。

 

突如訪れた不況の中で、ビル建設が全面停止になり、タイルの需要が激減したのです。

 

このように、会社設立時から困難な状況が訪れたにもかかわらず、打開策として大型陶板を製造できる技術を応用し、「美術陶板」の製造にシフトしたのです。

 

1m×3mの大型陶板が製造できる強みを生かしたまさに逆転の発想の事業展開だといえるでしょう。

 

陶板名画美術館の誕生!

こうして陶板名画の制作を重ね、1,000余点の原寸大西洋名画レプリカを展示する美術館として1998年、大塚国際美術館が開館するに至りました。

 

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鑑賞のポイント

作品はすべて原寸大・触れることも可能

作品はすべて原寸大で陶板に復元され、展示されています。

原寸大ですので、その迫力は目を見張るものがあります。

 

また、2000年経っても劣化しない陶板で復元されていますので、作品に触れることも可能です。

 

作品を描いた当時の時代背景や作者の思想などを感じながら、原寸大の作品を前に様々な感情を重ねていくことができるでしょう。

 

米津玄師が歌ったシスティーナ・ホール

美術館に入館するとまず、バチカン市国内にあるシスティーナ礼拝堂が復元されているホールが出迎えてくれます。

 

このホールにはミケランジェロの「最後の審判」が復元されており、その迫力は圧巻です。

作品のサイズもさることながら、この作品を眺めていると善と悪を端的に表現しており、普段の自分の行いを省みるいい機会になるかもしれません。

 

また、このホールで2018年末のNHK紅白歌合戦が放映された際、地元徳島県出身の米津玄師さんが歌ったことで有名です。

 

米津さんは現在TBSテレビの日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」の主題歌を歌っておられる方で、その人気もあわせて来館者はますます増えていくことでしょう。

 

丸一日かけて鑑賞する

1,000余点に及ぶすべての作品を鑑賞するためには延べ4kmを地下3階から地上2階まで歩いていく必要があります。

 

そのため、9:30からの開館と同時に入館しないとすべての作品を見ることはできないと思います

 

私の場合、11:00に入館し、途中昼食を館内で摂りながら閉館の17:00までに駆け足で何とか見ることができました

 

じっくり余裕をもって見るのであれば開館と同時に見ることが不可欠です。

 

作品のコスプレができる!

館内には、展示作品の衣装に似せた衣装を着用して写真を撮ることが可能です。

 

今回入館した時は西川貴教さんが公式アイコンとして着用したコスプレの展示を行っていました。

 

それ以外にも展示作品にちなんだ衣装が館内に数多く備えてあり、絵画パネルを背景に気軽に撮影することができます。

 

みなさんも衣装を着て作品の中の人物になりきってみませんか?

 

レオナルド ダ・ヴィンチ 最後の晩餐の修繕前・修繕後

レオナルド・ダヴィンチの「最後の晩餐」。

教科書などで見たことはありましたが、こんなにスケールの大きな作品だとは思いませんでした。

 

そして、ここには1999年に20年余りをかけて復元した作品と復元する前の傷みが激しかった時代の作品を向かい合わせで展示しています。

 

時空を超えて双方の作品を同時に見られるなんて、とても贅沢なひとときです。

 

まとめ

以上、大塚国際美術館の概要をご紹介しました。

 

この美術館の魅力を感じていただくためにも、ここに訪れる際は9:30の開館と同時に入館し、17:00の閉館まで展示作品を満喫していただくことをお勧めします。

 

あと、陶板画を見た後に本物の作品を見に旅行に行けるとなお、真に迫るものを感じられるのではないでしょうか。

是非私も、原画がある場所へ旅行に行ってみたいと思います。

 

大塚国際美術館へのお越しには「じゃらん」の航空券+宿泊パックがお得です!

 

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