「相手に対するイメージは第一印象で決まる」
誰しも聞いたことがあるフレーズだと思います。
初めて会った人が好印象であれば誰しもその人に関心を寄せるでしょう。
しかし、初めて会った人がだらしない格好で、髪の毛もボサボサという姿格好であれば皆さんはどういう印象を持たれるでしょうか?
多くの人が、「もう次会うことはない」とか「一緒に居たくない」という感想を持つことだと思います。
それほどに外見が相手に与える印象は凄まじくインパクトが強いのです。
アメリカ大統領から学ぶ
アメリカ合衆国で初のアフリカ系大統領になったオバマ前大統領は重要な会見の際、濃紺のスーツにワイシャツ、ブルーベースのネクタイを身にまとい、自分への注目をひきつけます。
自分の話を聞いてもらうには、まず聞くだけの価値があると相手に思わせることが必要です。そのためにもまず、自分と接点を持つ人へのイメージアップは必須になります。
アメリカ大統領ですら、第一印象の重要性を理解し、実践しています。
であるならば、一般の人が好印象を持って話を聞いてもらったり、相手と話をしたいのなら外見にもっと気を配る必要があるのは当然でしょう。
かく言う私も以前は外見に無頓着でYシャツやネクタイも廉価品が多かったため、周囲に安っぽい印象を与えていました。
それでは人を動かし、レベルの高い仕事をしていく上では大きなネックになるのです。
そこで、私も外見を特に気を使うように自分を変えていきました。
その過程で皆さんに注意していただきたいことをお伝えしたいと思います。
変化を受け入れる
まずは起こった変化を受け入れるようにしましょう。
外見に無頓着であるのは、自分のセルフイメージ(自分はこういう人間だという一種の思い込み)が強いことが原因です。
外見を変えるということは、今までのセルフイメージを変えることでもあります。
今までの嗜好とは異なるものを受け入れるのは、それだけ今までの自分とは異質のものを受け入れる必要があります。
それが理由に人間の脳は変化することを非常に嫌います。
なぜなら変化しないほうが自分に変化というストレスをかける必要がないから楽なのです。
こういう人間の脳の構造を理解し、まずはどんなことでも受け入れることを実践していきましょう。
他の人の意見を聞く
先ほどの「変化を受け入れる」の箇所で「人間の脳は変化することを非常に嫌う」と述べました。
これは、逆を返せば自分の意見と異なる他の人の意見は受け入れにくいという問題もはらんでいます。
もちろん他の人というのは家族も例外ではありません。
他の人は自分とは異なった経験を積んできた非常に貴重な経験資源から意見を言ってくれます。
つまり、自分にはない視点をたくさん持っているのです。
せっかくですからこの経験資源を生かさせてもらい、自分の変化の礎にしましょう。
少しずつ変化させていく
変化の程度が大きいと人間の脳は拒絶反応を起こし、大きなストレスとなります。
ストレスがかかりすぎると、続けていくのが苦痛になり、せっかく始めたことでも止めてしまいます。
何事も続かなければ成果は生まれません。
あれもやりたい、これもやりたいと欲張って、一度に今までと違ったことにたくさん手をつけてしまいがちですがこれは相当なストレス耐性がなければ続きません。
まずは、小さくはじめてみる(=脳にストレスのかからない程度の変化)ことが大切です。
たとえば、掃除の嫌いな人、片付けの苦手な人が掃除の習慣を身に付けるために、1日10秒だけでもいいので毎日続けるのです。
そうすると、だんだんと掃除をすることに慣れていき、掃除をする時間が10秒から1分、5分、10分と増えていきます。
このように、少しずつ変化させるということを心に留め置いて成果を上げていきましょう。
一流に見える服装術
(見た目の変化の入門に)
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