澄んだ青空を仰ぎ、おいしい空気を吸いながら、山の景色を楽しめるのが山あるきの醍醐味。
しかし、登山は注意すべきことがいくつかあります。
その中で重要な3点について解説いたします。
山の天気は変わりやすい
山の天気は変わりやすいです。
上の会話のように、朝晴れていても急に雨が降り出したりすることがあります。
中には霧が出はじめて視界が悪くなり、山あるき中に迷子になり、最悪の場合、遭難になることすらあります。
山あるきをする際はこういった不測の事態にいつでも対応できるよう準備をしておく必要があります。
1.山あるきの準備
このような不測の事態に備えるため、以下のような装備を持って山あるきをすることを強くおすすめします。
なお、以下の装備は5月~10月までの夏山登山と呼ばれる比較的気候の良い条件の場合の装備です。
11月~4月までの冬山登山の場合は更に追加の装備が必要になります。
今回は夏山登山の装備について、私がいつも携行するものをご案内します。
必要な装備
ゴアテックスなどできるだけ通気性のよいものを使用しましょう。雨天で利用しているとカッパの中が蒸れてきます。
気温が低下したときの防寒着にもなります。
3.トレッキングシューズ
長い山道を二本の足だけで支えて登ります。
過酷な状況の中で極力足に負担がかからないよう、靴底が硬く、クッションのあるシューズが必要です。
私が使っているビジョンピークスのトレッキングシューズは足をしっかり包み、負担を押さえられるいい商品だと思います。
4.スマートフォン
携帯電話は、万が一の事態が発生した場合の重要な連絡手段になります。
現在は、登山者の多い山であれば大抵携帯電話の電波が届きますので山中でも問題なく利用できます。
また、スマートフォンはYAMAPというGPSアプリを入れればコンパス(方位磁石)の代わりになり、今自分がどこにいるかを的確に把握することが可能です。
このアプリを利用しながら山あるきをすれば迷子になる心配はほとんどありません。
山あるきの前には必ず入れておきましょう。
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5.飲料水
いつもペットボトル500mlを3本持参します。夏場は特に発汗しますので水分補給は必須です。
登る山の高さや歩行距離にもよりますが、2本では心もとないです。
キリンのアルカリイオンの水は軟水で飲みやすく、山あるき中の水分補給に最適だと思います。
6.ハンドタオル
登山中の汗拭き用です。
発汗が多くなるので吸水性の高いものがおすすめです。
7.昼食
登山中の空腹を満たすのにはやはり美味しいご飯です。食べ過ぎると下山中胃にもたれて疲れてしまいますので、腹7分程度がよいと思います。
登山途中の休憩中に補給します。チョコレートのような甘いものが途中登山の疲れを補ってくれます。
また、万が一遭難した際の非常食にもなりますので必ず持参しましょう。
ごつごつした岩場や滑りやすい箇所を登山するときに必要です。手に履いておくことで、けがの防止にもなります。
購入する際は必ず手のひらにラバーのあるもの(滑り止めのあるもの)を購入しましょう。
滑り止めがあると手に余計な力がかからず、体力の消耗を防げます。
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2.山あるき時の服装
登山時はとにかく汗をかきますので、肌に直接触れる衣類は化学繊維など汗を吸ってもすぐに蒸発するようなものを着用するようにしましょう。
綿の衣類は汗を吸うと乾きにくく、体調を崩す原因にもなります。
また、吸汗で衣類が体に引っ付いて体を動かしにくくなりますので夏山登山では綿類を着用しないほうが無難です。
また、夏山でも急激に気温が下がることがあるので、防寒具は必ず持参するようにしてください。
3.保険には必ず加入する
無事に山あるきが終わることがもっとも大切なことですが、天候悪化などの不測の事態が重なり遭難した、などということもありえない話ではありません。
不測の事態に備え、アウトドア保険には必ず加入して万一の状況に備えましょう。
万が一遭難し、警察や消防が捜索に当たるようになった場合、高額な捜索費用の請求が待っています。
捜索が長引けばそれだけ費用もかかりますので、家族に迷惑がかからないようアウトドア保険の加入は必ず行ってください。
まとめ
以上山あるき時の注意点を3点ご紹介しました。
不測の事態に備えることで、どんな状況にもあわてず対応できます。
大切なことは十分な準備を整えて山あるきをすることです。
準備さえできていれば楽しく山あるきを行えますので、ぜひしっかり準備をしていきましょう!